鎌倉なんとかナーレとは?
「鎌倉なんとかナーレ」は、横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉小学校を“アート”の拠点として位置づけ、 児童、保護者、教員、市民、教育関係者、アーティスト、美術関係者、NPO法人などが作品展示やパフォーマンス、 各種公演、ワークショップなどをとおして“コミュニケーション”を図り、学校の有り様について再考するプロジェクトです。
現在、学校社会には閉塞感が漂っています。例えば、多くの課題を一人で抱え、 ルーチン化した教育活動の中で“本意”や“違和感”を皆と共有できないまま前のめりに生きる多くの教師や、そんな大人のぶれを敏感に感じ漂流する子どもたち。 また池田小学校の事件以来、学校が閉ざされた空間となり、ますます希薄化する地域社会との関係性。 この状況の中、心身共にニュートラルな状態で関われる“放課後的な時間”や行為と行為をつなぐ空間である“原っぱ的な場所”はますます減少し、 教師、子ども、保護者、地域社会の間にズレが生じることも少なくありません。学校は今、“こういうもんだ”“こうするもんだ”の連鎖の中で新しい試み、 つまり今いる教師と子どもにとってリアリティのある活動を妄想、実現できない状況にあります。 このような状況は、すべて“コミュニケーション不足から生じる学校社会の硬直化”に起因するのではないでしょうか。 互いが本意を出しやすい環境のもと、同じところは共感し、ズレを面白がったり違和感を分かち合ったりできるコミュニケーションが可能になれば、 学校は再び創造性を取り戻すことでしょう。そして教師や保護者、地域住民を含めた大人が子どもを育てるために何よりも大切なのは、 “子どものため”と先回りして落とし穴に蓋をすることでもなく、過剰なサービスをすることでもなく、大人として今を楽しむ背中をみせることだと考えます。
鎌倉小学校は鶴岡八幡宮に隣接し、鎌倉旧市街地の中でもっとも大きな空を誇ります。「鎌倉なんとかナーレ」の名の下、 多種多様な個性が鎌倉小学校に“アート”を持ち込み、不確かで創造性の芽が生まれやすい環境のもと、集う人々とコミュニケーションを図ります。 そして、そこで生まれる生の声から、ここ鎌倉でなければ実現できない学校の有り様をみつけていきます。
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